心理的安全性を作る会話のコツ
会話にはコツがあります。天気について話しはじめるなら、「天気」にプラスして2つの要素を加えて話すのです。例えば、
「今日はいい天気ですね。今日は、息子がプールに泳ぎにいっているので、クタクタになって帰ってきそうです」
これは、「天気」+「子ども」「プールでクタクタ」という要素が入っています。返すほうは、3つの要素から自分が話しやすいものを選び、そこにプラス2つの要素を加えて返します。
「暑いと大人でもクタクタになりますね。私は暑さに弱くて、疲れやすいんですよ逆に冬は得意でスキーをしています。」
すると「へえ、そうなんですね。スキーは、いつ頃から始めたんですか?」とテンポよくキャッチボールが続きます。
話の要素が天気の話のみだと、「そうですね」と言ってすぐに会話が終わってしまうこともありがちです。
でも、プラス2の要素を入れておけば、広がりができ、お子さんやプールの話に乗れない人でも、「クタクタになる」を自分の話に置き換えて話すなど、圧を感じずに雑談しやすくなるのです。
相手の話した要素を自分の話に置き換えることができると、自己開示ができます。そこから、ちょっと意外性のある面白い話につなげることも可能です。
「暑さが弱いために、こんな場面で倒れちゃったことがあって」というような話も、その当時は深刻だったとしても、今ならユーモアで話せるということがあるでしょう。
話の途中や最後に笑顔になるような話にできるように日頃から意識しましょう!
ギャップは、「こんなに真面目な人なのに、プライベートはそんな一面があるんだ」という点で親密さが増す効果があるのです。そのためには自己開示が必要です。
大抵は、自分か家族、身近な出来事の話になりますが、その人の意外な一面を知ることができ、ユーモアにつなげやすくなります。
たとえば、こんな話があります。
誰かが話しかけても微動だにせず、「ちゃんと聞いてくれているのかな?」と不安に感じさせ、悪い印象を持たれていた男性がいました。
ところが、その男性が「最近、通勤経路にツバメの巣があるんです」と話しはじめたのです。
男性は、「それをすごくかわいいと思っていて、毎日毎朝そこを通るたびに、あのツバメはいつ巣立つんだろうと思いながら観察している」と話しました。
ご本人はユーモアのつもりは一切なく、まるで仕事のように真面目に話されたのですが、周囲は「えっ、そんな一面を持つ人だったんだ!」とびっくり。真面目な様子が、逆にユニークに見えてきて、親しみを感じ始めたのです。
自己開示をして、ギャップを見せることができれば、勝ちです。日常の些細なことでも、自分の感情と共にお話してみましょう。
自己開示の技術はまさにユーモアの技術だと思います。自分がどう見られているかという客観的な印象とかけ離れていればいるほど、自然と面白さがにじみ出てきます。
社会的地位のある男性になると、威厳を保ちたいと思われる方もいらっしゃるでしょう。私は、威厳をなくしてほしいのではなく、「人間らしさ」を見せてほしいと考えています。
それによって、周りの人には、「この人にもこういう一面があるんだな。私もしっかりして、何かあったときには助けられるようにしよう」と責任感や貢献意欲が増していく効果が起こりやすくなります。
パーフェクトな人であればあるほど、「あの人は何でもできるから、いざというときは、自分で何とかするんだろう」と思われて、お相手は自分じゃなくてもいいのでは?となりがちなのです。
ユーモアがあって、人間味もあって、ちょっとクスッとする人であるほど、「この人のために、自分はどうしていこうか」と考えるスイッチを押します。
女性は母性本能を擽られるポイントになるのです。
ぜひ、人間らしさ、失敗談でも話題にしましょう!
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